TOP » ニュース » ブラジル遠征日記2013「ただの思い出ではなくもう一度思い出す」

年代別スクール

  • COJB少年サッカースクールページへ移動します。
  • ジュニアユースページへ移動します。
  • トップチームページへ移動します。

横浜市港北区新吉田東6-48-8-201
TEL:045-534-1516
E-mail:info@mundo-do-cojb.com

テクニック集へ移動します。

COJBブログ

  • 今野代表ブログへ移動します。
  • COJB育成日記ブログへ移動します。
  • ブラジル情報ブログへ移動します。

ブラジル遠征日記2013「ただの思い出ではなくもう一度思い出す」

COJB流ブラジル遠征を一挙公開!!

実は昨年も記録に残しましたくどいほどの日々の生活を記録。いよいよ忘れかけている頃に参加全メンバーに今こそもう一度あの時、あの場面、肌で感じたことを振り返る機会を。

また今回希望するメンバーに参考として贈ります。

(遠征日記配布版は写真も掲載されて前16ページ)

 

ブラジル遠征日記~無事に到着~

お陰様でブラジルに到着。ほぼ定刻で。
UAE(アラブ首長国連邦)エティハド航空のフライト。成田からアブダビまで10時間、アブダビで5時間待機、アブダビからサンパウロまでが14時間。計29時間。
成田からアブダビまでは夜なため10時間と言っても寝てしまえばそう長く感じない。(2013723 UAEアブダビにて)
無事に中間地点のアブダビに到着。昨年のルートと違うので、ボーディングパスを各々確認させて、どのゲートで待つのか?セキュリティーチェックにしなくていいのか?など、英語しか通じないエティハド航空のカウンターに行って聞かせた。

なんでも旅は自分で調べて、自分で確認することだ。たとえ通じなくても。

ある者は片言の英単語で、ある者はスマートフォンの「話して翻訳」?というやらを使用して何度も仲間に日本語で吹き込ましては翻訳を確認すると変な意味不明の英語や日本語訳が出てきたり、ある者は何故か英語やアラビア語しか通じないのにポル語を話そうと思って懸命にポル語本を読んでいたり、何もチャレンジしない者もいたり、6人しかいなくても個性が出る。
何度もカウンターに通ったが全く通じず、いい加減にカウンターのお姉さんもイライラしていた模様()

要は通常セキュリティーチェックを受けてからウェイティングシートで待っているが、ここアブダビではその行動は後にするような感じだ。
6
人の最初の海外戦略は失敗に終わる()
それにしてもやはり石油王国、空港もドバイと同様綺麗でデラックス感がある。
エティハド航空の飛行機も新しい会社だけに綺麗な飛行機だった。
「綺麗だろ?この飛行機」と聞くと「俺、飛行機乗ったことがないから比較ができない」という面子がいたが、それはその通りだろう。
さてam4:15(アブダビ)、出発まであと4時間ぐらい。
アブダビに到着してたまたま今回は飛行機を降りたら外だったので降りてみたが、夜中の3時であるのに暑い暑い、気温は30度を超す暑さだ。
これからまた6人衆、なにをやらかしてくれるか楽しみだ。

 

遠征2日目

ボンジーア!!

遠征二日目、気温が低い中、いまのところ誰も幸い病気も怪我もなし。こっちで修行しているメンバー含めて元気。

朝食を摂って宿泊先の神奈川県人会寮の眼の前にボールは使ってはいけない散歩道公園があったので、ここでまずランニング。5×3
長旅の疲れか、寒さか、環境の変化か、走りを視ているとさほどベストなコンディションとは言えない。
いずれにせよ、飛行機内、その前後でしっかり調整すればコンディション不良ということはないのだが、やはりまだその辺が子供なのだろう。

また準備の悪さ。走り始めてからトイレに行きたくなったりするし、走ってから僅か5分で脇腹を抑えている面子も。
朝食の際にも知ったことだけれど、中には学校に行く前にしっかり朝食を摂らずに行っているという面子も。
スポーツ選手を目指しているとは思えない生活風景だ。頭も働かずボケッと授業を受けているのでは?(苦笑)
身体をほぐすためにさっと汗をかいて、県人会内の中庭でフンダメント。(物凄く狭いけれど、ボール感覚は養える)
その後、県人会で生活しているダイチョが引き連れて近くのレストランへ。
スーパーマーケットと合体している。

フェイジョンプレット(黒い豆)がシュンジ以外食べれなかったようだ()
ちなみにシュンジは今回の遠征の隊長。皆からいじられながら、頑張ってない。いや、頑張っている。

夕方5時からいよいよチームに合流。
気温は大分低い。視ている方はたまらん()
写真撮るけれど、グランドは赤土。しかし、ナイターはついている。
ダイチョのクラスのU18がまず紅白戦して、その後にU15が登場。
紅白戦だった。本人達の感想。「思ったよりできた」そう。

しかし、そんなにブラジルは甘くない。意外にCOJBの考えとしてはいきなり衝撃を与えたいと思って過去から大分強豪と試合をすることで感じて欲しいと思ったが、ブラジルクラブ関係者からすれば、それはあまりお勧めできないという意見。ボールも触れない相手とやり、果たして自分の持っているものが発揮できるだろうか?というもの。折角ブラジルに来たのだから日本では味わえないレベルを知らせたいとこっちは思う。

明日、COJB主体の試合の前に、クラブ主体の試合があり、そこで6名はブラジルデビューをすることとなる。

 

遠征3日目いよいよ時差ボケか?

ボンジーア!!

昨日も7時に掃除、7時半朝食。
先輩大地に連れられて昼食し、その後試合会場に移動。

今日は今回選手補充のために協力して貰うヴィラカロリーナFCの試合に6人が入れて貰う形での試合。
このチームはメンバーの先輩、3期生の森大地こと「ダイチョ」が所属するチーム。1試合目に6名のクラスの試合があり、その後にダイチョのクラスU17の試合が組まれていた。

私はその間に日系人の多い町スザノ市へ片道2時間かけてメンバーのもう一人の先輩裕太郎をミツコさんと訪問。その後直接試合会場に。
ヴィラカロリーナは地域のクラブであるが、試合を観たところ日本で思っていたよりレベルは高い。
きっちりと一人一人が技術を持っていた。

前半リッキーがFWで出場し、5名は後半から。これも後々大地に聞くと、監督が前半と後半どちらで出たいか?という問いに「後からで」と本人達が伝えたようだ(苦笑)

この遠征のテーマとして『積極性』というものが挙げられる。

やはりプレーぶりも積極性に欠けていた。失うものはないのだ、もっと思いっきり自分のやりたいことを全面にやるべきである。それが意外に良い評価に繋がったりするものだ。
日本人の悪い所がもろに出ていると思う。海外に来るとそれが露わになる。

コンフェデ杯でも日本は2戦目でそれをテーマに挙げて健闘したはずだ。
どのレベル、どのクラスの問題ではなく積極性は大切だ。積極性を持ってプレーした時、意外に良いプレーになったりする。失敗したらまた取り返せばいい。

6
名共々戸惑いは隠せなかった。昨日の紅白戦の方が少し良かったような気がする。
やはり積極性もそうだが、個々の技術、基礎が不足しているため自分のところにボールが来ても中々何かできるところまでいかない。コントロールに遅れがあるためにチェックを掛けられてチャンスを失ってしまう。

積極性という気持ちの部分としっかりとした技術の確立をすることの段階。

試合でその点ではセルジオ西田(人に対してのコメントが辛口なことでつけられた・笑)が少しできていると感じた。線が細く直ぐに潰されてしまうことが度々あるが。

さて、いよいよ時差ボケが出て来た模様。予定していたサンバ教室は中止。メンバーもうとても眠くて、眠くて仕方ないようだ()昨年のメンバーも食事時には既に寝ていたのを思い出す。

試合から帰ってきたやいなや全員ベッドで眠ってしまっていた。むりやり起こして夕食を摂ったが言葉も出ずただ口を動かしていただけ()
ブラジルは例年にない大寒波。低い気温が続くなか、各々ぶるぶる震えながら浴びたシャワーが素で目が覚めたようだ。
今のところ幸い怪我、病気なし。それがなにより。

 

遠征4日目

ボンジーア!!
遠征4日目、6:30起床、掃除、カフェ、ミーティング、ポル語授業
11:00
に早昼食、12:00試合へ移動。14:00試合、対ナショナウAC
今日のポイントは試合会場まで自分達で電車で移動という初の試み。
試合相手がナショナウACでサンパウロ市内にあるクラブ。昔はプロも常に上のクラスに維持し、育成もかなり定評があったクラブ。近年では資金難で中々良い運営が出来ていないそう。
Jr.
ユース先輩、ダイチョがテストを受けて4次まで行ったが最終的に年齢で選出されなかったクラブでもある。
試合前に事件発覚。ユニホームを寮に置いて来たメンバーが約2名。出発前にも確か寮で雑談をしてばかり、群れているから肝心なことを確認しないまま移動に入る。急遽COJBの試合なのにカロリーナのユニホームを借りて試合をすることになった。

試合結果は0-4、相手はU15ということもあり単純に身体的にも一回り大きい。強さ、速さも違い、手も足も出ない。「なにも出来なかった」という感想。こちらのGKの好セーブもあり、この点数で抑えられたけれど、純日本チームならもっと厳しい試合結果になったことが予想される。

過去に何度か日本、ブラジル人混合チームで戦ったことがあるけれど、仮にブラジル助っ人がそこまでレベルが高くなくても、ところどころ身体を張りしっかり守ったり、キープするところはキープするのでかなり助けられて来たが、今回もそんな感じだ。

来週は強豪コリンチャンスとの試合もあり、厳しいものにはなると思うけれど、失うものはない、積極的に自分が出来ることを精一杯やって体当たりして欲しい。

 

遠征5日目

7:00起床、掃除、ミーティング、練習(イビラプエラ公園)、セリエB観戦、全国リーグ観戦
怪我、病気幸いなし。時差ボケも大分なくなって来た感じ。
日頃の生活で、朝起きて家の掃除、ましてや家のトイレの便器を磨くなんていうことはまずしないでしょう()どうせ帰国したらやらないと思うので、一生に一度の体験?としてブラジルに来られることと同じようにやっても損はないう(観光ではいくらでも来られるとは思うけれど)

この公園は物凄く広大で、土日は多くの人達が身体を動かしたり、それぞれの余暇を無料で過ごしている公園。沢山、木があるのでここで練習。
東洋人街(リベルダージ)で昼食を摂り、磯部が所属するチームの試合観戦。選手権2次リーグ。
磯部は登録完了していないので出場していないけれど。残念ながら初戦は敗戦(0-1)

最近ブラジルの公式戦で人工芝で試合をすることが許可されているのは初めて知った。
警官とメンバーの一部の写真を撮ったけれど、ブラジルの試合では警官が登場しない限りは試合開始はない。
必ず身体検査を受けて入場する。

18:30
から所を移して全国選手権観戦(ポルトゲーザ×アトレチコパラナエンセ)
明日、コリンチャンス×サンパウロという好カードがあったのだけれど、神奈川県人会の方々が歓迎して下さるということで、このカードになった。
一応、ブラジルのトップリーグの試合なので、メンバーはしっかりイメージができたか?は日記に記してくれると思います。観戦していても寒い。昼間気持ちばかり出た陽もあっと言う間に消えた。

帰りはスタジアムから寮まで電車で乗り継ぎ移動。
こんなに自分の足でサンパウロの地を歩いた遠征メンバーはもしかすると初めてかも。
来週から連続で試合が入るのでブラジルの空気を沢山吸っておいて欲しい。

 

遠征6日目

7:00起床、練習、朝食、ミーティング、東洋人街散歩、歓迎会(神奈川県人会)、フットサル、ミーティング、日記

こっちにいる長期4人のメンバーは大分、こちらの日系の方々に大分お世話になっていると感じる。
本日歓迎会を受けて、コミュニケーションが日頃から行われて親切にして頂いていることが窺える。
サッカーのみならず精神的な部分でも大分この方々に助けられていることがはっきり解る。
食事もそう。カレーライスなど時折手料理を振る舞って下さっていること。
それは今回の遠征限定ではないことが解る。これは現地の修行しているメンバーには物凄い精神的な支えになっているはず。
毎年「日本人祭り」というフェスティバルがあり、そこでお手伝いをするとおこずかいも頂けるという。このようなコミュニティーに呼ばれることは孤立せず、いつも人の輪に入れて貰えていることが大変有難い。これは現地スタッフのミツコさんの日頃からのおつきあいの中か出ているものだろう。
自分でいうのもなんだけど、特に中学を卒業して直ぐにブラジル旅立っている裕太郎や大地には物凄く大切な環境であると思う。いくら好きなことをしに行っているとはいえ、ホームシックにかかることもあると思う。しかし、このような方々の支え、笑顔があるということはこの年代でブラジルへ修行に送り出すご両親からしても安心できる大きな材料の一つでは?思う。

それをこちらにくると実感できる。去年もそう感じた。いや、昔からそう感じる。
明日からまた連日試合。
さて、遠征組6名はどうか。

本当に楽しそう。今回は私と同じフロアに寝泊まりしているからいやがおうにでも彼らの会話が耳に入ってくる。
まだまだ子供。子供過ぎる。過去最高の子供の空気かも(苦笑)
親からお金を出して貰って何を持って帰る?お金を出して買うお土産か?
それだったら誰でも出来るよ。しかしそうじゃないでしょ?
勿論失敗はある。失敗は誰でもある。しかし、その失敗をどう受け止めて次の行動で修正するか?また改善する姿勢を見せて行くか。これも親元を離れた勉強。
一緒に生活していると色々な会話が出る。部屋で、移動のバスで、鉄道で。
試合日になりユニホームを寮に置き忘れる。

雑談多く、雑談はより多くコミュニケーションを取っている。悪いとはいわない。それも大切。しかし、肝心なことはコミュニケーション取らず忘れ物が発生する。

雑談を際限なく繰り返す。大切なことを忘れる。
朝寝坊。口達者なメンバーが翌日にはやらかし、謝罪。そんなもの。
疲れに任せ勝手に2人だけ先に寝てしまう。やるべきことを後にしていつもスマートフォンを手にして何かしている者も。癖になってしまっているだろう。
携帯依存症の継続か。
いつもベッドがある部屋で床にものが落ちている。もっとマズイのは落ちていても何も気にしない。「誰かやるだろモード」か。
中学生なんてそんなものだろう、と決めつけて何も伝えないのもねぇ。
親が言えば「わかったよ、るっせーなぁ」でその場しのぎ。
強制的にやらせるのは嫌い。私も同じだから。
しかし、何もさせなかったら「楽しかった」子供の遠足とあまり変わらない。
考えてしまうが、まず寮の掃除。まず自宅のトイレの便器は磨いたことないでしょ()
階段、床の雑巾がけ、玄関掃き、食器洗い等々。
ホテルの宿泊と違い、日頃の生活がそのまま出るのも利点。

やる人間はやる。やらない人間は周囲が動いてもやらない。大人でも存在する。

この年代でそのような意識が働かなければ大人になってもあまり変化はないのでは?と思う。

強制されたプログラムはほんの僅かな時間。あとは自由で、自分の好きなことに使える。

帰国してどうなるか?急には変わらない。しかし、きっかけぐらい掴んで帰れ。
私は常にこう思う。これは長期で修行しているメンバーには特に言いたいこと。
きっかけと行動、そして習得が求められるかな。

遠征メンバーにしても口は達者。どんなに学校の点数を取っても、人に強く言ったことを自分ができていない、やろうとしない奴は絶対に認めない。
そんなの片輪だよ。しかしこの年代とかくそれで人の良し悪しを決めがち。出来る人間か出来ない人間かを?これも大いなる勘違い。

でも、これは周囲の大人が伝えてあげないと、解らないはず。
もう一度仕切り直して貴重な時間を過ごすことだと思う。

 

遠征7日目

6:30起床、掃除、9:00タヴォン・ダ・セーハ練習見学(磯部所属)、クラブ関係者と昼食、
14:00
対クレウザブエノ0-4

2
次リーグで初戦を落としもう負けられない磯部の所属するタヴォン。
来週の土曜日に落成式を行う人工芝のグランドは市の支援で造られている。
この落成式にはブラジルサッカー連盟の関係者やブラジル代表監督のフェリッポンも来るという話だが本当かどうかは当日にならないと解らない。それがブラジル。
タヴォンの市長と知り合いだとかいうことで。

磯部は登録がまだ間に合わず練習のみだが、先日まで開催されていたU20の地域大会でレギュラーとして出場し大会無失点GKとなった模様だ。磯部はまだ19歳。どんどん試合に出場して露出しスカウトに興味を持たれることだ。ゴール裏で相手サポーターから容赦のない野次でブラジルの厳しさを既に体感したようだ。それも大切なこと。強くなっていけるから。やがて野次はバネになり、そのバネにより味方につけれることも度々ある。

昼食を摂り試合会場に移動。会場に到着するとまた人工芝のグランドが。
大分ブラジルのクラブも前回より人工芝のグランドが普及されていることが解る。
町が資金を出していて、空手、テコンドーなど他のスポーツにも力を入れている。
試合前に空手教室を覗いたが生徒達が「1,2,3,(イーチ、ニー、サン)」と掛け声を掛けて真面目に稽古に取り組んでいた。

このクラブは町の育成クラブだが、レベルは低くない。U15でもしっかりサッカーをしてくる。普通に逆サイドに展開してきっちりとボールコントロールしてくるし、中央からも攻撃を仕掛けてくる。
失うものはない、だから『積極性』を持って戦うというテーマの則り、ニシが前に出てゴール前で2度ほどゴールチャンスに遭遇するも無失点。

一度目は裏に出たもの、二度目はペナルティーエリア右からGKに至近距離で左足でシュートを放つもGK正面。前半にシユウが右足でミドルシュートを放ったがバーに直撃、惜しくもゴールならず。ゴール出来ればシユウの今までのプレーイメージの展開が変わっていたが・・・。あの位置からシュートを放ったことは今までにないスタイルだろう。
助っ人ブラジル人は無駄なキープをし過ぎてボールを奪われるシーンが目立つが、日本人はブラジル人と比較してどの試合もパスミスや、ボールを簡単に失うシーンが目立つ。
ボールコントロールからパスまでのタイミングが相手のDFのタイミングと見事に合ってしまっていて、折角のチャンスも台無しになっている。

分析するにパスミスは現時点での技術的な問題もあるとは思うが、やはり『積極性』の有無、プレスに怯えてパスを出すことでミスを自らしてしまっていると思う。

ブラジル人は箇所で何かが出来る。
プロテージも中々のもの。またDF時、相手のボールを奪いに行く球際の勢い、ボールをカットする時の強さも日本人6人と比較すると歴然。これは日本のJr.ユース年代、レベルの高低に関わらず日本人には中々見られないもの。
個人で打開できる能力に差を感じた。どんな状況でもボールを積極的に受けに行く姿勢がある、その状況の中で何をすべきか?を判断する習慣を持っている。
日本人軍団は徐々に自分のプレーを出そうとはしているが、中々ブラジル人は簡単にやらせてくれない。サイドバック左で出場しているチャンこと俊次も最初の試合からDF面では少し貢献していたと思う。しかし、いざボールを所持した時にトラップからパスまでのモーションが遅いためにパスが読まれ、まだ自信のなさがあるのか利き足の短いパスも緩すぎて相手に何度もカットされて持って行かれてしまっていた。これは練習で自信をつけていくしか方法はない。

初戦のカロリーナの試合に出場していたリッキーもこの試合では前にただ立っているだけで何も出来なかった印象があるが、少しずつ自分がやるべきことを理解しアグレッシィブになって来ている。ボールへの反応が遅いのはシユウも一緒で、どこにボールが出るのか?を事前に推測する習慣をつける必要がある。リッキーも同じことが言えるだろう。

シユウの私生活のボケぶりはアタッキをやってもそれが出てしまっているようだ()
そのボケが相手の逆をつければまた違う味にはなるのだろうが。

モトシはマークがしっかり出来て来ているが、なにせしっかりボールが蹴れていないことが露呈している。折角サイドで切れ込んでもしっかりボールが蹴れないからセンタリングにもならないし、CKもぼよぼよキックで相手にクリヤされてしまっていた。
勿体ないが、これも努力で克服するしかない。ずっと蹴れないでチャンスを潰すかそれとも何度も繰り返してチャンスを作り出すか?今後の姿勢次第だろう。

タイシンはまだU12で相手は2,3つ上を相手していることになる。
まだ遠慮は感じるが時折センスを窺わせ、ニシ同様サッカーをしている時間帯が視える。
しっかりコントロールしてパスを出す。ブラジル人からのボールをしっかり折り返すなどパーツになりつつある。慣れてくれば相手にも何かしらの印象を与えられるはず。
日本人二人が2列目をやっているため、前線でボールを奪われると直ぐに後ろのブラジル人に負担がやって来た。ニシも時折キープして繋げる役目をしているが、ボール離れが悪い時は小柄なためにやはり潰されボールを失う。
しかし、前述したように前に出る積極性で自らチャンスを掴み出していることは好材料。
もっと積極的にプレーするべきだと思う。

 

遠征8日目

6:30起床。7:00朝食、掃除、8:00移動
サンパウロFCトレーニングセンター(U20)、コリンチャンス施設、W杯スタジアム見学、コリンチャンスプロトレーニングセンター視察、対コリンチャンス戦

さらに進化していた、サンパウロFCの「サラブレッド養成牧場」と言っても過言ではないのではなかろうか。
世界に誇れるトレーニングセンターと言えよう。
芝生グランド10(内、公式戦用に設立した観客席と公式グランド)人工芝1面、GK専用グランド3面、200人収容可能な選手寮、下半身をリラックスさせるためのウォーターロード、選手がどれだけ怪我から回復しているか?を外から専門家が診断できる温水プール。
まるで水族館の造りだ。最新式トレーニング、マシーン、リハビリ室、来訪のためやU15クラスが寮としているホテル、更に驚かされるのは選手の爪を整えるサロンまであり正に売り出す商品にするための工場。まさに世界に誇れる選手養成場であることは疑いようもない。

最後にサンパウロFC下部組織の最高責任者ジェラウド氏との再会、ここ数年の遠征では高円宮杯の関係でどうしてもこの時期に渡伯しなくてはならないこともあり、サンパウロFCのオフと重なり1期生以来試合が出来ていない。このオフと重ならない時期であれば、いつも同氏は本物を用意してくれ、世界レベルの育成を目の当たりにさせてくれるチャンスをくれる。是非今後は実現したいところだ。

午後はW杯開催地の1つサンパウロ州の会場「イタケロン」を訪問した。

既に工事の進行状況の関係で見学は出来ないことになっていたが特別に芝生には入れないものの、外見、芝生の質などを見学できた。ブラジルのスタジアムもヨーロッパ風の造りを意識しているのか今まで私が視て来たスタジアムとは大分印象が違った。
イタリア代表が使用すると言われているパウメイラスの新スタジアムも以前のバレーストライターリアとは一風異なる造りに視えた。
日本でも何度か開催地レポートがニュースで流れ、私もTVで視たことのある同スタジアム建設責任者の一人、カルロス氏の案内でぎりぎりのところまで見学できた。

サンパウロFCのライバル、現世界チャンピオンのコリンチャンスの施設、更にプロのトレーニングセンターにも訪問。
マスコミと僅かな一般招待客以外は立ち入りを禁止されていたのだが、特別に許可を貰い見学。翌日に全国選手権を控えていたからだ。
意識的にマスコミの取材を遠ざけているのかマスコミ用のベンチがある中央グランドを使用せず3面あるグランドの両端を使用していた。
一般が練習を見学できるところからでは到底練習内容は把握できない。
しばらくして、選手が引き上げてきたところで、COJBのメンバーはサインと写真を一緒に撮って貰っていた。
元浦和のエーメルソン、鹿島のダニーロ、ファービオサントスとは会えなかったが、世界一GKのカッシオもいた。

コリンチャンス戦
コリンチャンスの要望でCOJBFCカロリーナとの試合を前半40分、後半40分はFCカロリーナという編成で試合をすることになり、メンバーは僅か40分だけであったが、コリンチャンスと試合が出来た。
DF
ラインが割としっかりしたメンバーで臨んでいるので、大量失点は免れているが、中々ゴールに近づくことができない。遠くで試合を視ていて「おっ?」というプレーを後で確認するとブラジル人だったりする。

ボールが来てもコントロールに時間が掛かり折角のチャンスを潰されてしまう。
これは最初の試合から確認できた。
また今回改めて確認できたことは、それぞれポジションは持っているが、その役割と動きが解っていない。帰国してもこれらの改善の余地はあるだろう。
試合はブラジル助っ人の力もあり2失点で防げたが、日本人だけのチームで固めて臨んだらもっと厳しい結果になっていただろう。昨年の遠征の失点の量を振り返れば何も疑う余地はない。その1つの理由として、DFラインの安定したパス回しから前線へのフィード率、対人の絶対にやられないという気持ちの強さと技術、足先ではなく、身体全体で止めて行く迫力、既にU15年代で持っている。ボールのコースに入る的確さも違う。

中盤を日本人二人が入り、簡単にボールを奪われても、カバできるー能力がある。
昨年はGK助っ人に助けられたが。

ブラジル人か持ちすぎてピンチになっていたシーンもあるが、やはり技術がおろそかな日本人にボールが渡るとイージーなパスミス、トラップミスでゲームの流れが変わってしまっていることは明らかであった。ただ、この遠征は日本人に特権がある。
ブラジル人が良くても後半ブラジル人が交代するしくみだ。
良くとらえれば試合経験を積めるチャンスであった。
ただ、逆の立場なら試合に出る時間は少しになってしまうだろうレベルということも改めて確認できたと思う。

前後で相手にプレスを掛けてボールを奪うシーンがあったが、それは日本でプレーしている時も同様、ここでもブラジル人コーチが同じ指示を出していた。
そのやり方に上手くはまっている時間帯もあり、この感覚は日本に帰ってもチームメイトと出来るはずだ。


【生活面チェック】
返事をしない、頼まれたことに対して動きが遅い。鈍い。
大人(日系の方)が話しかけてくれているのに注意を払わず仲間と話し続ける。
謝罪より先に言い訳から入る。こんな一面が今回一緒に生活している中で拝見できている。
よほどのことがない限り流されがち。本人もごく普通のこととしてそのようなことを続ける。どこかで教えて貰えるのだろうけれど、今、折角だから知っておいた方がいい。
こう思って耳が痛いことかもとれないけれど敢えて伝えることにしている。

返事はCOJBで時折「仲間、コーチが確認を取っているのだから返事ぐらいせよ」とは言って来たがそれが徹底されていないと思っていた。これは「従わせる」という意味ではないと思う。あくまでお互いの確認、普通のコミュニケーションだ。
これも基本、フンダメントだと思う。

 

遠征9日目

9日目
6:30
起床。掃除、ショッピング(リベルダージ)、昼食
13:00
サンパウロFCトレーニングセンター(プロ)
17:30
バルエリ(2-4)得点者:リッキー

過去クラブ世界一3度輝いているサンパウロFCのプロのトレーニングセンターも訪問。こちらは以前と同じ、芝生3面が塀で囲まれている。
U20
の養成場とは大きな差があるが、こちらは完成版(プロ)が磨く場所ということだろう。
生憎プロのメンバーはドイツ(アウディ杯)、ポルトガル(ゴールド杯)、日本(スルガ銀行杯)と遠征のため不在。施設だけ見学して移動した。

そしていよいよ遠征最後の試合を迎える。
この日は磯部、裕太郎(共にCOJBの育成選手としてブラジルでプロに挑戦しているメンバー)とメンバーに対しての厳しい目が光る。大地(も同様)含み遠征メンバーの良きサポーター役にもなってくれていた。
さて試合、助っ人の質は失礼だが昨日までのメンバーより劣っていた。が、その中でこそ日本人メンバーが奮起して欲しい。後半ようやくそれが現れたと思う。
移動の車の中で、私と磯部でニシとタイシンに絶対得点を促した。今日まで誰も日本人の中で得点せずにいる。中盤の二人に得点をする強い意識で臨ませた。
その結果、簡単に得点は出来なかったものの、シュートを撃つという意識、ゴールに向かう意識は両方とも出ていた。シュートは撃つもののシュートが弱すぎて簡単にGKにキャッチされてしまう。ならばどうしたら良いか?急にシュートの意識をし始めてもゴールは出来ないだろう。
2人からはゴールは産まれなかったが、待望のリッキーから得点が産まれた。
バルエリはプロがサンパウロ州リーグ2部に所属する強豪クラブ。
勝ちチームからユニホームのプレゼントをし、小柄ながら3点をもぎ取った選手にユニホームが渡された。
試合は無事終了したが、メンバー達には今回も良い刺激になったと思う。

 

ブラジル遠征最終日

10日目
7:00
起床、トレーニング、掃除、朝食、サッカー記念館見学、恵まれない子供達の学校
帰国のため空港へ

いよいよ最終日、やはりあっと言う間だった。
帰国出発から到着まで、飛行機内でも空港でも流石にトレーニングは出来ないので、敢えて寮の前で移動ぎりぎりまでトレーニング。時間が許す限り自分を磨く、この姿勢を今回少しでも身に付けて欲しいと思ったから、時間があまりなくてもしっかりと汗を掻いてからショッピングだの見学だと出かけることだろう。メインは何なのか?を忘れて欲しくない。
1つを理由にしてやって来たもう1つことをやらないのではなく、両方やらなくてはならないことをいかに短時間で出来るようにするか?
全ての行動の解説はしていないけれど、鋭い人なら少しは感じるだろう。

朝のサイクルを急に変える。
朝起きて掃除と思いきや練習、練習をすると思えば掃除。
急に予定が変更になっても起床時間に起きていればその変化についてこれる。
「もし事前に聞いていればやってた」なんていう言い訳は聞かない。

日頃、学校へは通ってはいると思うが、だらだら起きて、教室で授業を受けていても、時間は勝手に過ぎて行く。何も考えなくても、時は過ぎる。少しピリッとするのはテスト期間だけか?

遠征も一緒、決められた時間に起きる、寝起きで箒を持って掃除を動かす、決められた時間内にいかに効率良く掃除を終わらせるか?汗を掻いて頭の回転を良くしてから掃除に臨むパターン。何か行動を起こしてから摂る朝食と寝ぼけ眼で摂る食事の食欲度はどうか?

『私生活の動きの鈍さがサッカーでも明らかに』
最後の早朝掃除、今日はパターンを変えて、まずトレーニング。その後に掃除。
掃除の後に朝食。8:30には移動予定。

早朝掃除も毎日やり続けてあっと言う間に帰国日、最初の掃除から帰国日までの掃除で何か変わったか?
動きの鈍さは相変わらずであった。起きた順から下に降りて掃除をし始めるまでは変わった。しかし、掃除の動きに関しては相変わらず動きは悪い。
やらされているからだろう。自分からやっている場合は行動がもっと違うはず。

1つのものを頼むとそれをやり始めるのに5分もかかる。
動きにキレがない、それはサッカーでも同じ。(苦笑)

次に何をしなくてはならないのか?を考えていないという。今、自分が何を求められているのか?を考えない。感じない。パンをじっとみつめてただボーっとパンを齧る。
次に何を動いたら良いか頭のスイッチが中々入らない。こんなところだろう。

これではサッカーで相手よりも出だしが遅れる訳だ(苦笑)
言い方を換えれば自分達でもきびきびした動きが出来るようになるはずだ。

掃き掃除でも、便器を磨くのもやるなら一生懸命やって欲しい。そのダレた行動、姿勢が周囲に覇気、リズムを与えない。ダラついた空気が全体に蔓延する。

こう言った遠征でのコーチとしての役割は何か?
あくまでもサッカーを指導するものか?サッカーはブラジル人のコーチからまた違ったものを伝えて貰えばいいと思う。望むならいくらでも通訳は出来る。
サッカーの個人的なアドバイスも十分に出来る、これは日本でも出来ること。しかし毎日の生活を拝見した中で視れるものはこの遠征しか見れない。2週間近くもメンバーと一緒に過ごせる機会は日本の国内遠征でもない。学校の行事でも精々2泊か3泊がいいところだろう。縁がない限り卒団してもその機会は訪れないであろう。寺修行までは行かないと思うが、好きなサッカーをしながらも、そのサッカーをもっと向上させられるきっかけをこの遠征で身に付けて欲しいと強く願うからこそ日頃やらないことを敢えてやって貰って生活のリズムの変化を感じて貰いたい。
だから敢えて移動や試合で疲れていてもわざとミーティングをしたり、何かを課してみたりしてみる。その時にその人の持っている中身が窺えたりする。

出発の前ぎりぎりにようやく恵まれない子供達が集まるスクールに顔を出し、提供して貰った物品を贈呈することが出来た。丁度、土のソサイチぐらいの大きさのグランドで子供達がサッカーをしていた。ここの施設には小学生から中学生年代の身寄りのない子供が160名いるという。犯罪で監獄に入っている親を持つ子供、兄弟はいるが自分だけ親に捨てられて施設に拾われてしまった子供、親の失踪などさまざま理由で施設の世話になっている子供がいる。非常に心苦しいが、子供達は将来に希望を持ち頑張って過ごしてほしい。
まさに訪れたかった施設。これは現在、ブラジルで修行する4名にも一度訪れる機会を持って貰いたい。
それとは対照的に親にサッカーをするためにお金を出して貰い好きなことを存分にやらせて貰っている日本の若者達と15分程度急きょ試合をすることになった。
突然の試合申込みであったためにCOJBの面子はGパン、ポロシャツでの試合参加ではあったが、ボールが丸いことには変わりはない、しっかりした技術の足があればGパンでも和服姿でもそれなりのプレーができるはず。
しかし、なんと最初に2失点を許す。
相手に女の子が入っていたが、左サイドでcojbのあるメンバー(ここでは敢えて名前をのせません・笑)とこの女の子が1対1で対面し、なんとエラシコで一気に置き去りにされてしまった(苦笑)
日本も女の子サッカーはブームとなっているが、小学生で試合の中で年上にエラシコをやって見せる子は中々いないのではないかな?流石王国だ。
何とか面目を保ち3-2で逆転したが、このような即席ゲームの中でも足元の技術が???と思わせてしまうが交流マッチなため喝を入れるのは控えた。
最後に日本から持ち寄った品物を贈呈し、写真を撮ってお別れをした。

cojb
のメンバーがゴールした時に周囲で観ている仲間達が揃って拍手を送っていたことが印象的だった。彼らのために、出来る事なら続けて何かしたいと感じる1日であった。
メンバー達は何を感じたか?
僅か10日間の滞在であったが、また過去とは違うスタイルの遠征になり、それはそれで良かったと思う。ただ、企画的には成功であっても、本当の成功は今後の彼らの行動を拝見しながら決めようと思う。
いつものフライト時間よりエティハド航空は時間が早いため足早に空港へ向かった。
この日も磯部がわざわざクラブからメンバーの見送りに来てくれた。オブリガード。
今回の遠征も人数こそ少なかったが、中々中身の濃い遠征に終わったと思う。
これも現地のスタッフ、強力して下さった人達がいたからこそ。
本当に有難い。Muito obrigado
追伸、このブログが更新されている時は既に各々日本の生活に戻り、だらだらが戻ってしまっているのかいないのか?それはオフ明けに確認!!ブラジル遠征もあっという間であった。

遠征11日目

アブダビに到着。サンパウロからアブダビまでも行きの成田アブダビのように寝て行くので早く到着した感じがする。

昔から感じることだけれど、同じ航空会社にも関わらず、成田から経由地、経由地から成田に行く飛行機の新しさ、食事の良さ、キャビンアテンダーの接客が違うのが不思議だ。

ブラジルから経由地はいつも古い飛行機。サンパウロからアブダビまでは満席、JMJという団体が我々の座席付近を殆ど占めて物凄く賑やか。通路を何度も往復、立ち話で談笑。

アテンダーが何度も注意していたが一向に変わらず。隣の同じこの団体のメンバーに聞くとその人はレバノンからブラジルに来ていたという。機内食も殆ど「美味い」と言って食べていた私も、この便の食事の質には結構驚いた。

アテンダーの態度もあまり良くない。乗務員はブラジル人ではない。

アブダビでメンバーが書いていた日記を提出してもらった。

正直これも「日記を私に書かされている」という内容のものばかり(苦笑)

単純に小学生の書く絵日記とほぼ変わらない。これも驚いた。

なにをしたか?もあらすじでは必要だが、何を感じたか?どうして行きたいか?の方がもっと大切ではないか。

ブラジル人とミックスチームで臨んだ試合、何かしらの違いを感じる機会はなかったか?

県人会の日系の方に「ブラジルという国を学ぶのも大切だけれど、外から自分の国を見つめることも大切」とアドバイスされたように、日本の良さ、欠点を見つめることも1つ、車移動の中で寝てばかりいるということは、どこで試合の振り返りをしているのか?

唯一、日記を書く時間の時だけかね?同じ部屋でざわざわしている中でじっくり冷静に物事を振り返る時間があるか?またその時間、空間作りをしたか?

微妙なところだろう。 なにはともあれブラジルから無事成田に到着!!感謝です。良かった。

【まとめ】

毎日決められた時間に自分でパッと起きた。中には寝坊して説教もされた。生活でも「動きが遅い!!」と喝を入れられた。毎日掃除もして、便器も階段も磨いた。朝食を摂る習慣がない(アスリートを目指しているのに有り得なかったこと)メンバーも朝食を摂った洗濯も自分でやった。食器も洗った。日本ではまずやらないことだろうが(苦笑)ブラジル人と交流もした。勿論一番好きなサッカーもして、一度も勝てなかった、日本人は1点も獲れなかったことで屈辱も味わった。ボディーコンタクトの強さ、身体の使い方の巧さを肌で感じ、その中でも通用している部分も多少あった。外から日本も見つめる機会も持てた、恵まれてない子供達が集まる学校訪問し、自分達がいかに恵まれているかも知れた。ブラジル人のルーズなところ、気さくさ、親切心、陽気さ、サッカーに対する熱、日本人とはまた違う人種、文化に触れた。ただ多分、帰国して数日も経てば元の生活に戻ってしまうだろう。

この経験を教材にずっとしっかりと生活を維持する面子がいたらそれは凄いこと。正にアスリートを少なからず目指しているということにもなる。

この日記を1年後、いや半年後には配布して、この僅か12日間の経験をもう一度思い出して貰おうと思う。

そうすれば恐らく、あの時、あのシーンを思い出し、どうして行けばいいのかを思い出すはずだ。

やはり何かを残さなくてはならない。幸い、自分は誰もが行きたい国に親の大きな協力もあり行けたのだから。

『一生忘れない思い出』ではなく、今後の人生に直結するものとして残さなくてはね。

一昨年遠征した16人のメンバーのコメントとしていくつかの印象を聞いたときにしきりにあった言葉は

「彼等(ブラジル人選手)はこれに生活が掛かっている、自分達はそうでなく彼等にすれば趣味に過ぎない、なのでこれに人生を賭ける気持ちでやらないとダメ」と。これは彼等が今後サッカーを続けて行く上ではインパクトであったに違いない。

また、一番はやはり色々なことに対しての『感謝』だと思う。この『感謝』を自分が社会に出て、親も歳を取った時に今度は自分が親に何かをすることを忘れないことだ。それだけ好きなことをさせて貰ったということ。それはブラジル遠征に行かせて貰った否かだけの話ではなく「サッカーをやらせて貰っている」ということだ。

毎年の遠征で、COJB、コーチがやれることは精一杯やったと言い切れる。勿論反省点は毎年ある。

サッカーだけを楽しんで貰えればメンバーからは文句は出ない。しかし、それだけでお金を賭けるのはどうだろうと思う。何かプラスがないと。思い出ではなく成長のきっかけとなることをイメージして毎年実施させて貰っている。

その思いがその一部分としてこの日記に記録として残る。日頃のだらしなさを露呈するいい機会。

この遠征を今後に活かすのも自分次第。そのヒントを沢山伝える。そんな遠征。 

それにしても無事に帰国できて良かった。オブリガード!!、ありがとう!!

ニュース一覧へ戻る>>

過去ニュース一覧