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【今野塾】
ホームステイした翌日の朝を除いては全て朝食後ホテルでミーティングを行った。
一日の予定の確認、過ぎた日の感想。そして、ここで何を学ぶべきか?ここが大切。
「僅か5分でも自分の時間を」
複数で生活したり行動をしていていつも同じ時間を共有してお喋りをしていると、肝心なことを忘れ、何かが欠ける。これは飛行機の移動でもそう。
お喋りをしていて大切なパスポートや帰りのチケットが入っているケースを忘れたり、落としたり、持ち物を部屋に忘れたりと大切なことが欠ける。
だから僅か5分でもいいから自分の時間を作り、頭の中を整理する習慣を日本に帰国してもやって欲しい。
「何か足りないことはないか?」「何かやり残したことはないか?」など反省や展望など。
群れにいると、冷静に物事を考えられないことが多い。 彼らの行動を観ていて一番気になった点。
「楽しい」のは大いに結構。 しかし、やる時はきっちりやる。 お喋りしたりふざけあう時間を知ること。
「厳しさ」
親とは離れた。その分、同じ日本人の仲間がいる。
横を見れば言葉が通じる。ブラジル人は皆彼らに優しい。 敢えてブラジル人に対して、目的は「厳しさを味わう」だから優しくしないでくれとは言えない。
僅か一週間のお客様だから今回は仕方ないとは思うが、ここで今野が少しスパイスを加えなくてはならない。 浮かれている4人を見たりすると余計ミーティングが締まる。 これは当たり前であろう。なにせ遊びに来ているのではないから。 何のために親と離れて生活しているのかである。
本当に厳しさを味わうなら、1人1クラブ滞在で、ホームステイも1家1名、ホテル住まいなし。
横、前後見ても全部ブラジル人。 おのずと言葉を覚えなくてはならない。日本語が恋しくなる。
僅か一週間でここまでのシチュエーションを作れるかどうかであるが。
だからそれが今回できない分「けじめ」はしっかりつけるというアドバイス。
「サッカー面では」
本気で相手のボールを奪いに行く。 日本では「寄せる」=「傍観する」になっている。
本気で行かないとここではボールが奪えない。 ボールを奪いに行く、激しく行けば→当然ボールを受ける人間も警戒する。 タックルを避ける技術、ボールをいち早く放す習慣が身につく。 日本の場合これらのサッカーが曖昧。 「奪いに行かない、避け方覚えない」=「お互い衝突すると怪我をする」さらに相手に簡単にプレーさせてしまうということになる。 相手のボールを本気で奪う気持ちが大切。
「言動を考える」
1人の子供が関係したことではあるが、全員にも関係することなのでここで挙げる。とコメントしてミーティングに入った。 日頃、黙って聞いていると、子供達の中からも度々、尊重心のない言葉が出てくることがあるが、一つ一つ注意していたらいつも説教になってしまうし、それが決して頭ごなしに全て否定できるかというとそうではない。 子供は、大人のように言い回したり、飾ったことを言わないし、言えないからストレートになってしまう。 だから大人からすると「生意気な」と思われる場面は多々あると思が叩いたりするまえに子供達に伝える方法を冷静に考えると適切な言葉が見つかる場合もある。
こんなことがあった。
ある子が前日にサンパウロへ試合観戦をして寒い思いしたから、今日はサンパウロに長袖を持っていった方が良いとアドバイスした。 サンパウロは意外に冷える。他の3人は用意したが、1人は相変わらず半袖一枚「長袖持って行った方が良い冷えるから・・・」とその子にアドはイスすると、その子は「いいよ、寒くないもん。関係ないじゃん」といった。
チームのコーチなら頭を2、3回叩いていたかな。 コーチは「関係ない?そうだよなお前が風邪引いて苦しむだけだからなぁ。 でも果たしてお前だけ、そうかな?お前が風邪を引いて寝込んだら誰かがお前を付きっ切りで看病しなくてはならないよな?まさかホテルで1人寝ておけとはいえないよ。『関係ない』という言葉は、絶対に人に迷惑が掛からないときには使っていいが結局人に迷惑が掛かるときは適切な言葉ではない」と。 その場で怒るより、説明して解るかは疑問だがそれぞれに考えさせた方が効果的と考え「憎たらしい奴」と頭を一発ひっぱたこうと正直、一瞬は思ったが、彼のはっきり思ったことを言う性格は一概に否定はできない。
「その他」
細かいことは子供だから、色々見えてくるからある意味面白い。
「人が話しているときには割って入るな」
これは子供なら特に多い。 自分が今直ぐに話したいから状況は構わずに割り込んでくる。
そこで、大切なことであれば「少し失礼してもいいですか?」と一声かけてから入る習慣。
「機内、我々以外に一般の乗客も乗っている」
飛行機内は誰でも退屈で中々睡眠も取れない人が乗っている場合も多い。 ある意味ストレスを抱えて乗っている人も少なくない。 その時に、前の仲間にシートの間から手を入れてぶざけあったり、必要以上にしゃべくりまくったりしたら大変迷惑。 狭い空間の中でお互い気を使わなくてはならない。
子供には大変苦痛だと思うけれど、これも修行の一貫だね。
「ブラジルの車は日本の車の時みたいに強く閉めるな」 「スパゲティーを食べる時、そばを食べるように吸うな」 「ふざけていい場所、時のけじめつけよ」などマナー類もある。
「必ず挨拶、お礼をいって去れ」など。 何故そうするのか? 要は上下関係とか、そんな堅苦しいものではなく、自然なる人間同士のコミュニケーションかな。 ブラジル人に親切にしてもらった時、言葉が通じないと気の利いたことは中々喋れないよね。 でも一番相手に感謝が伝わり易いのは、笑顔であったり、オブリガードの一つも言えば、相手に伝わるもの。 それを何も言わないで、さっさと車から降りて部屋に入り込んでしまったらコミュニケーションがとれずに終わってしまう。
これら一連の話は、大人になっていく上でも大切なことであり、サッカーの世界に限ったことではない、しかし、昔からブラジルへ行く日本の若者は現地でもマナーが悪いという悪評がある。 勿論、日本人に限ったことではないけれど。ただ「サッカーをしに行くだけ」という観点で、日本の常識をそのまま海外でやると痛い目に遭うことが結構あるよ。 日本人の恥、東洋人の恥ということにもなりかねない。
「親のすねかじって道楽でブラジルまでサッカーやりにいくとはいい身分だ」と皮肉を言われていても何も感じないノー天気な日本人も過去には特に大勢いた。 頭が固まってからいうよりも子供の年代で習慣にするために意識さえしておくことは可能だしするべき。 そうでないと日本の子供はいつまでも精神年齢が低く大人の精神になっていかない。 精神にあまり年齢は関係なく、それは生い立ちが大切と思う。
折角世界で一番愛されているスポーツに縁があるのだから、サッカーの本当の文化を子供達に伝えられたらと思う。【9/11ブログ掲載済み】
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