国内合宿

COJBの合宿は、スクールではやりきれない部分を数日間泊まり込んで行います。
スクールコーチが共に生活しながら、様々な面を見せて頂き、今後のスクール指導にも活かさせて頂きます。
生活態度、性格、特徴をより把握して、次のステップとなる指導をさせて頂きます。
トレーニング環境も通常では出来ない事を行います。
自然環境を出来るだけ利用し、トレーニングに負荷をかけます。
密度の高い指導と選手の自主性を養うためにも欠かせないイベントとなっています。


COJB合宿in千葉

場所:千葉県長生郡
日時:2006年9月23日(土)、24日(日)
報告者:平野武久(COJBスクールコーチ)

index:
●新羽駅集合 ●車中の様子 ●コンビニで休憩&お買い物
●一宮到着 ●サッカーテニス ●海岸での練習
●シャワータイム ●シュハスコ ●ナイター練習
●お風呂タイム ●ミーティング ●消灯
●起床 ●朝の地域清掃&海岸でのブラジル体操 ●朝食
●コーチへのアピールタイム〜パート1〜 ●フンダメントテクニカ&ミニゲーム ●シャワータイム
●白子荘へ移動合 ●昼食 ●コーチへのアピールタイム〜パート2〜
●海岸道場 ●芝生での練習&ミニゲーム ●今回の合宿を振り返って
●横浜に向けて出発 ●新羽駅到着、解散
 
special:
コーチ研修参加の方の感想



●新羽駅集合
AM10時新羽駅に集合。
9時50分にコーチ陣が集合場所に向かうとすでに子供達の姿が見えた。
ロータリーに集合はしているが、みなどこかよそよそしい感じがし、ポツン、ポツンと立っている状態。
緊張しているのか、それとも合宿に集中しているのかは分からないが、子供同士で会話している姿はなかったように見えた。

コーチ陣が車から降りるとみないっせいに車に近づいて来て、各コーチと挨拶をしに来た。
コーチの目をしっかりと見て挨拶する子、照れ笑いしながら挨拶する子、目線は全く違うとこを見ながら挨拶する子と様々だったが、今後はみながしっかりと胸を張ってコーチの目を見ながら挨拶出来る子にして行きたいと思った。
保護者の方々、子供達に今回の合宿の趣旨を改めて説明し、いざ合宿地の千葉へ向けて出発!
子供達はこれから始まる過酷な日程を予想しているのかどうか分からないが、ふざけあうこともなく、車に乗り込み出発した。
車は2台にわかれ、COJB車にはW、T、Y、R(ブラジル遠征に引き続き登場!)の4人。
和崎コーチ車にN、A、Mの3人が乗り込んだ。
今回の合宿においてのキャプテンはW、副キャプテンはN、補佐はYが担当する事となった。

●車中の様子
車の中でも非常に静かであった。
COJB車には平野コーチ、小林コーチと一緒に4人の子供が乗ったが、子供同士での会話がほとんどない。
コーチが投げかけた言葉にも返事はするが、会話にならずに終わってしまう。
この子達、よく会話もせずにここまでいられるなと思いながらもなんとか子供達に会話を促すが全く効果無し。
しまいには「みんながコーチに話しかけてくれないとコーチも眠くなって、運転しながら寝ちゃうかもよ」と言っても笑みを浮かべるも無言。
「このまま東京湾に落っこちたらごめんな」と言っても愛想笑いするだけ。
ほんとに会話がない。こっちが息苦しくなるぐらい静かな移動となった。
東京湾アクアラインを通過し、千葉県に入った当りからあまりにも会話がないので、ゲームを始める事にした。
その名もイメージトレーニング&記憶力ゲーム。
キーパーから始まりパスを10本回してシュートまで繋げる。
それをキーパーから右サイドバック、右サイドバックからヴォランチ、と1人1回づつパスを回していき、それを1回目のキーパーから10本目のパスまで暗記していくゲーム。
サッカーのポジションとゲームメイクのイメージも兼ねてのゲーム。これが意外と好評となり、やっと子供達の中での会話が出て来るようになった。
10本のパス回しは以外とスムーズにいき、簡単にクリアできた。次に20本で行ったがやはり、15本を過ぎた辺りから覚えきれなくなったようでギブアップ寸前となりそうだったが、なんとか20本を繋ぎ、シュートまでいけた。
ここでまた意地悪な問題として、「ボールを触ったのが1番少ないのは誰?」「サイドチェンジは何回した?」などの問題を出すと、子供同士でのコミュニケーションが出て来た。

●コンビニで休憩&お買い物
千葉県に入り、途中のコンビニで休憩&トイレタイム。
車中でのゲームでさんざん頭を使った(?)せいか、休憩でコンビニへ止まると解放されたような顔をしていた。
車を降りると和崎コーチ車のメンバーはみんなおにぎりも食べ終わり、遠足気分の顔付き。中にはチョコレートやお菓子類を持って来た子もいた。その子には早速「チョコ」というあだ名がついた。
コンビニに入るとみんながまず目指したとこはトイレ。
集団心理なのか、ほんとに行きたかったのかはわからないが、トイレに子供の列が出来た。
トイレをすまして次に子供達が目指したものはお菓子売り場。
やはり6年生といってもまだまだ子供なんだと思わせる一面が見れた。
しかし、4年生の子のように「これおいしいんだよ!」「これ見て!」というような会話はなかった。
4年生の子供達は満面の笑みを浮かべてお菓子に食い付くように見ていた。
お金を持って来た子に「これおいしいから買おうぜ!」とみんなでたかっている面もあった。

●一宮到着 PM1:00
コンビニ休憩のあと、車中で昼食を食べ、また違うゲームを行った。
次のゲームはコーチがスタートと言ったポイントからここまでと言ったエリアの中で何があったのか記憶するゲーム。
その名も「注意力アップゲーム」。
このゲームも思いのほか好評だった。
看板に書かれていたもの、お店の名前、車の色、標識など色々な問題を出しながら車中でのコミュニケーションを取りながら過ごした。普段ならボーッとしてたり、寝ている間に目的地に着いているのかもしれないが、COJB車に乗った4人は寝る事もなく、目的地まで過ごした。
宿泊地である一宮の保養所に到着し、施設の管理をして下さっている方にキャプテンが指揮をとって子供全員で挨拶をしたあと、施設内に入った。

まず施設に入ったとこからコーチの指示が飛ぶ。
しっかりと靴を揃えて脱ぐ子、ばらばらに脱ぎ捨てていく子がいたが、きっちりと揃えるようにキャプテンWが怒られた。
玄関にはきれいにスリッパを並べてくれてあったが、スリッパも同様、しっかりときれいに並べて脱ぐように指示が出た。
部屋は1部屋に4つのベットが用意されていたが、3部屋を利用させて頂き、2人、2人、3人に分かれた。部屋割りはYとR、TとN、WとAとM。各自部屋に入り、荷物を整理してから早速練習着に着替えてロビーに集合した。
ここでコーチから一宮寮を利用するにあたっての注意事項を子供達に伝え、テニスコートで移動の疲れをほぐすべく、サッカーテニスを行った。

●サッカーテニス
車での移動で、脚を中心に筋肉が固まっているはずであるため、まずは軽くボールを使用した基礎でアップしたあと、サッカーテニスでほぐした。
これはほんの合宿の挨拶代わり。
「楽しい、厳しい」の二種類が大きく分けて主旨としてあるのであれば、前者設定だ。
最初からフルコートでテニスしても多分ボールが返らずラリーにもならないはずであるから2人1組でネット無しの状態からスタート。その時点で怪しい子もいた。
次は2対2でまず縦に返す前に横のパートナーに出す意識。
ボールは浮いているがサッカーに例えると縦パスと横パスの要素がある。
あと最も大切なのはバウンドボールをしっかりと足に当てて、相手に返すということである。
しっかりと芯に捕らえないとボールが届かないで失速してしまう。
フルコートは少しずつルールを変えた。
6対6で最初は3回パスを回したら返していいというもので、2つ目は全員に回してから返すというもの、そして仕上げは出す味方の名前を言ってパスするというものだ。
これは盛り上がった。
全員とコミュニケーションを取らないと次に進めないから。
ケラケラ笑いながら技術習得できるもの。(忘れるなよ、ほんのひと時の楽しい時間だということを・・・)
こんな時間を過ごしたお陰で、皆がお互いニックネームなどをつけ始めそのニックネームで呼び合ってプレーしていた。


●海岸での練習 PM3:00
海岸での練習ではコーディネーション(走り方のフォーム)、ステップワークなどを中心に行った。
普段のグランドとは違い、足に力が入れば入る程埋まってしまって、余計な力が加わるので疲れやすい。
筋トレとは違い、自分の体重が負荷となっている為、足腰の強化をするのに砂浜は非常に適している。
もも上げ、サイドステップ、ジャンプ、坂ダッシュ、海へ入って波が来たらダッシュで逃げるなどのトレーニングを行った。
次にコーチ4人+M、それ以外の6人とで砂浜でミニゲームを行った。
子供チームは疲れているのか、対コーチだからと言って諦めているのか、ほとんど声もなく、プレーに気持ちが入っていない。
個々で奮起して頑張っている子はいるが周りに対して何も言わない為、チームとしてバラバラであった。
10点マッチを3試合行ったが、結果は30対5。コーチチームの圧勝であった。
しかし、コーチ陣は子供達の姿勢が気にいらなかった。
結果は負けるにしてももっと気持ちを見せて欲しかった。
もっとがむしゃらに声を出し、ボールに対しての執着を見せて欲しかったのである。
ただでさえコーチの体の方が大きく、力もある。
まともに戦っていたらいくら人数が少なくても勝てるわけがない。
しかし、それを勝とうとする気持ち、逆境を跳ね返す強さ、逞しさを身に付けてもらいたい。
それは合宿に限らずこれからのスクールでも同じ。
いつまでも「自分は子供だから・・・」と甘えていたら自分達が目標としているものは手に入る事はないと思う。
それほど厳しい世界。
子供達の弱気な姿勢、気持ちのなさが今野コーチの逆鱗に触れ、子供達は想像してもいなかっただろう、長い1日の幕開けとなった。


●シャワータイム PM5:30
宿舎へ戻り、子供達は砂まみれとなった体をシャワーで洗い流した。
シャワータイムとして1人与えられた時間は3分。軍隊のような感じだったが、砂と汗を洗い流すには充分な時間だったようだ。
みんなさっさとシャワーを済ませ、シュハスコの準備に取りかかった。

●シュハスコ PM6:00
シャワーを浴び、ロビーにまず集合した。
シュハスコを行う為の役割分担。
子供達にこれからシュハスコを行うのに何をしたらよいのか聞いてみると答えが出てこない。
準備をしなければならないが、何を準備したらよいのかがわからないようだ。
普段、保護者や親が全部準備しているのであろう。
なので、まずはコーチから助言。
火起こしグループと、野菜・肉切り係とに分かれようと言った。
しかし、ここでも無駄な時間が過ぎる。自分がどっちを準備するのか積極的に意見が出てこない。
日本流なのか1人がどっちかを選ぶと次々に手が上がり始める。
たかが役割分担をするのに10分も時間が経過してしまった。
役割分担の結果、火起こしをW、Y、M、N。食材の準備をT、A、R。
それぞれのグループが準備に取りかかり、特に火起こし班は時間がかかってしまった。
外は突風が吹いていて、中々炭に火がつかない。

紙(新聞紙)に火がつくと一見火が起こせたような感覚になるが、あっという間に消えてしまう。
しかも紙を燃やした分、煙も立ち上り、うちわで扇ぐのも目が痛くてままならない。
挙げ句の果にはガスコンロで炭に1個1個火をつけようとする始末。非常に苦戦した。
子供達だけで火起こしをしていたら夕飯は抜きだったに違いない。(苦笑)
なんとかみんなで力を合わせて2時間近くかけて火を起こした。
食材の準備は順調で、肉にはしっかりと味付けもし、野菜も焼く用と焼そば用とに分けて切った。
今回のシュハスコでは指を切る子はいなかった。
普段から家でお手伝いをしているのであろう(?)
肉を焼き始めてからは食べ終わるまでは速かった。
思った以上にお肉への味付けもよく,非常においしかった。
子供達もコーチ陣に「お肉焼けました!」と持って来てくれたり、飲み物を入れてくれたりと、よく動いていた。
焼そばも子供達の手で作り上げた。にんじんに火が通っていなく硬かったが、これも愛嬌。
歯ごたえのあるにんじんの甘みもあり、おいしかった。
子供達だけでも料理はできるんですよね。たださせないだけで、やろうと思えば火も扱えるし、包丁だって使える。
危ないからと言ってやらせなければいつまでたっても危ないまま。
子供達も野菜にお肉に焼そばを食べ、おなかいっぱい。意外な事に貝類が嫌いな子が多いのには驚いた。
今野コーチの父が差し入れとして帆立とサンマをたくさんくれたのだが、みんな興味無し。興味があるのはお肉のみ。
バランス良く肉も魚も野菜もなんでも食べる子はいなっかたように思う。
子供達もお腹いっぱいになり、焼くのも疲れて来たのか最後に焼いたサンマはなんと中に血が流れていた。
生の状態でコーチに持って来て、「コーチへの普段の恨みか」とちゃかされる子もいた。
子供達はすでにお腹いっぱいで遊んでいる子がいる半面、状況を判断して片付けを黙々としている子もいた。
徐々に全員で片付けをする雰囲気になったのがPM9時。普段ならすでに布団に入っている子も少なくないだろうが、子供達は遊びながらも一生懸命片付けを行っていた。
中でもRはサッカーテニスがしたいということもあり、黙々と動きながら片付けをしていた。
Mも遊んでいる子に気を取られる事なく、ゴミを拾い集めていた。子供達はこの後、何が行われるのかも知らずに・・・。

●ナイター練習
シュハスコの片付けも全員で行い、準備よりも短い時間で清掃からゴミ捨てまで行う事ができた。
シュハスコの間、コーチ陣ではある話が出ていた。
今日の砂浜での練習中に行ったゲームについて意見が出ていた。
砂浜、裸足、突風、相手がコーチという子供達にとっては悪条件だったが、誰一人奮起する事なく、人任せなサッカーをしていた。
結果も惨敗。コーチチームに勝つのは難しい。
しかし、その逆境を覆す強さを見せる事はできるし、今後の人生に置いても絶対に必要な事。
だらしない気持ちのまま時間が過ぎて練習が終わり、また次の日も同じ事の繰り返し。
その繰り返しにはしたくなかったのだ。
時間が解決することもあるが、明日の練習での気持ちをもっと引き締める為にも、この日のうちに気持ちを入れたかった。
だらしない気持ちを次の日に引きずらせない為にも。
PM10時に着替えてテニスコートに集合。
この時点では子供達はまだサッカーテニスをするのだと思い、リラックスムードで遊んでいた。
今野コーチが子供達を集めてビシッと場の雰囲気をしめた。
軽くアップをしたあと、昼間と同じチームでミニゲームを開始。
開始直後に子供チームが立て続けに2点取り、雰囲気も乗って来た。
声も出し、体もコーチにぶつけて来ている。
しかし、コーチチームが逆転し3点差、4点差と点差が広がり始めると昼間同様に黙ってしまう。
サッカーも非常に守備的になり、当りもなくなってきた。ここが子供達の弱い部分。
逆境を跳ね返す力、気持ちが不足している。
また、個人的には奮起しても、周りにその気持ちを伝える事ができない。
Tは半泣き状態でコーチに対してもがむしゃらにプレーをしていたが、周りに伝わらないし、Tも声をかけない。
即席チームではあるがみんなが声を掛け合い,目的意識を合わせて行けば必ずまとまる。
結果はまたしても惨敗。しかし、最後に1点を取った方が勝ちという場面で、2点立て続けに取って、コーチチームに対して一矢報いた。
子供達だってやれば出来るのである。こんな時間に子供達とサッカーをするのは道徳的に「ちょっとやりすぎでは・・・」という声が聞こえてきそうだが,子供達にとってはこんな時間にサッカーするのは生まれて始めての経験だと思う。
子供達にとっては非常にインパクトのある経験になった事だろう。



●お風呂タイム
PM11時過ぎまで夜練習を行い、さっさとお風呂に入った。
時間も時間だったので、次々に洗い終わった子から交代し、全員がお風呂から出たのはすでに12時を回っていた。
ここで和崎コーチから思いもよらない子供達へのご褒美があった。
疲れた体を癒してくれるアイスクリームである。
サッカー三昧であった1日の疲れを癒すのには最適だったのではないかな。

●ミーティング
アイスクリームを食べおえ、簡単なミーティングを行った。
あくびを連発する子が多いかと思ったが、誰1人あくびする子はいなかったし、逆に目がぱっちりしている子が多かったように思う。
今日1日の反省と明日の予定を確認し、30分程度の短い時間で簡単にミーティングを行った。


●消灯
ミーティング後に各自寝る支度をし、さっさと布団に入ったのはすでに1時を回っていた。
子供達も布団に入ってからは速かった。
10分後にコーチが各部屋を回るとすでに寝息の声が聞こえていた。
Wは体をねじ曲げ、今にもベットから落ちそうな状態で寝ていた。わずかによだれを垂らしながら。(笑)
子供達の寝顔はかわいかった。さっきまで必死な顔で頑張っていた子も、まだまだ子供。
今日1日の疲れをしっかりととって明日に備えて欲しいと思う。

●起床
AM6時。最初に部屋から姿の現したのがキャプテンW。
その後は各部屋から入れ替わり立ち代わり出て来て、朝の支度をしている。
6時15分に玄関集合だが、5名の姿しか見当たらない。同じ部屋であるRとYの姿がないのである。
2人の部屋をそーっと除くと2人はまだ夢の中。
Yは物音に気付きあたかも何もなかったかのように起きたが、Rはまだ夢の中にいるようだ。
コーチが顔におひげを1本書いたところでやっとお目覚め。
寝ぼけ顔で時計を確認し、特に慌てる様子もなく、マイペースで準備に取りかかっていた。
ブラジルでも同じようにマイペースだった事が伺える。

●朝の地域清掃&海岸でのブラジル体操
やっと全員が集合したとこで、早朝清掃を行った。Rはぼけているのか、おひげに全く気付く様子もなく、みんなの輪に混じっている。
普段、自分達が好きな事をさせてもらえている事に対して、些細ながらも感謝の気持ちを込めて行った。
敷地内は管理人の方が常に掃除をしている為、目立ったゴミはほとんどなかったので、範囲を広げて宿舎をぐるっと回ってゴミ拾いを行った。

子供達は普段ポイ捨てはしていないだろうが、誰かが捨てたゴミを拾うのはどんな気分なのだろうか?
たばこを素手で拾い集める子供の姿を見ながら思った。
また、ゴミをポイ捨てする瞬間を見た時に彼らは何を感じるのだろうか。
いつか子供達とディスカッションしてみたいと感じた。

地域清掃をしながら海岸へ向かい、朝から大声で体操を行った。
眠気覚ましの意味もあるが、大切なのはブラジル体操を正しく意味のあるものにしていく。
スクールでも子供達の体操を見ているととてもウオームアップとはほど遠い姿勢で体操をしている。
伸ばすところ、ひねるところをしっかりメリハリつけてやっていないのが目立ち、物凄くだらしない。
格好は当然悪いし身になってない。だからこの合宿で改めて補強していきたかった。
声が小さい、しっかりできていないと何度も同じ体操をやり直す。
すると、Mがどうやら苦手な動きがあったらしい。
中々出来ておらず皆もやりなおしを受けなくてはならない始末。
ただ、ここで見たかった。誰がその1人出来ていない子に対して動きだすのか?を。
やはりしばらく、各々自分であった。
「自分はできてるし・・・」とも取れる。
一向に各自の持ち場から離れようとしない。
時間も詰まっていたから今野コーチは溜めていた気持ちを一気に爆発させた「何故お前達は助けないのか?また助けたくても行動に移せないの?側に行ってタイミングを合わせてあげたり、声をかけたりもできるでしょ?何故自分だけなのよ?それがお前達のサッカーに出ているよ」。
すると、少しずつ動き始め、Mの元によりタイミングを合わせてあげ、ものの数分でMはリズムを掴み始めたようだ。
「ほら、できた」。知らん顔ではだめなんだよ。
出来ない子だけが勉強するのではなく、そうでない子も勉強する。
それは相手に伝えるという大切なコミュニケーションであるから。

●朝食
早朝清掃と目覚ましブラジル体操から宿舎へ戻って来てから朝食を食べた。
朝食のメニューはパンと平野コーチお手製スクランブルエッグと牛乳。
頂きますの号令をキャプテンWにお願いしたが、なんの前触れもなく「頂きます!」と言ったので、周りは唖然としていた。彼のペースについて行ける子は誰もいなかった。
サッカーに例えると、勝手にドリブルをしたり、自分勝手にパスを出すといったとこだろうか。
周りの雰囲気、空気を読む事が出来ないのはWに限らず、全員に言える事。
もっと周りを見る習慣を癖付けて行きたいと思う。
お腹が空いていたのか,あっという間に全部たいらげた。

さすがにごちそうさまの号令では周りを確認してから号令をかけた。
朝食の片付けを全員でさっさと済ませたが、ここでまたキャプテンWが平野コーチに呼び出された。
椅子を引いたまま、テーブルの上はパンのかすが残っている。
最終確認をする前にさっさと部屋に戻り、次の準備に入っていたからである。
ただ単にキャプテンだからというよりも、彼には周りをもっと使えるようになってもらいたかったので、「自分でやらずに、中途半端にしていった他の子達に言って最後までしっかり片付けるように伝える事」と彼には伝えた。
しかし、他の子に伝える事はなく、自分でやっていた。
サッカーでも私生活でも周りを使うのが非常に苦手なようだ。
今後、彼の課題となるだろう。もちろん他の子達もみんな同じである。

●コーチへのアピールタイム〜パート1〜
朝食の片付けのあと、練習に入る前にコーチへのアピールタイムを実施した。
これは今回の合宿のテーマである「積極性」を養う1つの題材。
自分がこの合宿でコーチにアピール出来る事をみんなの前で発表し、コーチから合格のサインが出たらスタンプをゲット出来るというもの。
ただ「自分は〜しました」ではなく、しっかりとその状況を相手に伝えるといった面では国語の勉強も兼ねていた。

人に自分の考えている事を伝えて、なおかつ同感してもらうと言う事は以外に難しい事である。
ましてや意地悪なコーチ陣に状況を理解してもらうにはしっかりとした理論と説明と自分の考えが必要となってくる。
コーチからおおまかな説明をしたあと、子供達にアピールしたい子を聞いてみたが、誰も手を挙げない。
積極性のかけらも感じられない。アピールタイムを中断しようと思ったが、少し子供達に時間を与えた。
開始から5分程度が過ぎた頃、ようやく1人目の手が挙がった。
Tがコメントをした。はっきり言って表現力には欠けたが何事も1番最初というのは非常に勇気がいるもの。
そういった部分でもっともっと積極性を出してもらいたかった。
1人がコメントをすると日本人特有の群集心理で次々に手が挙がり始めた。
コーチ陣からの表現の仕方、アピール方法についてアドバイスもあり、徐々に子供達も話し方を工夫していた。
中でもMのコメントは状況を見ていないコーチでもしっかりと状況がイメージ出来る程の表現をするようになっていた。
話し方、伝え方を覚えると会話をするのって非常に楽しくなると思う。
その為にはしっかりと考えて、状況を相手に伝える事が大事。
このアピールタイムは積極性を養うだけでなく、表現力の勉強にも役立つと感じた。

●フンダメントテクニカ&ミニゲーム
アピールタイムで思いのほか時間を費やした。
サッカー練習よりも大事な要素が含まれていたからである。
2時間程アピールタイムを行い、頭をさんざん使ったあとはすっきりする為に少し外で体を動かした。
和崎コーチの華麗なパンデイロ(ブラジルの楽器でタンバリンによく似ている)のリズムに合わせてステップワークと切り返しやフェイントを行った。

最初は膝が硬く力が入ってしまう子がほとんどだったが、繰り返し行う中でリズム感のあるステップ、フェイントをする子もいた。
やはりこの年代は吸収が非常に速い。今のうちからリズムを意識させて体に染み込ませれば非常に面白い選手になると思う。
1時間程度軽く汗を流し、午前中の練習を終えた。

●シャワータイム
午後は白子荘へ移動となる為、シャワーで軽く汗を流した。
子供達はコーチ陣から言われたわけでもないのにお風呂場の床磨きをブラシで行っていた。
自分達から積極的に動き始めた証拠だと感じた。
子供達の中に「アピールタイムのネタにしよう!」という考えがあったのかもしれないが、それもOKだと思う。
自分達から積極的に行動を起こした事が嬉しかった。

●白子荘へ移動
荷物を各自まとめ、忘れ物などの最終確認を行い、一宮荘を出発した。
一宮荘から白子荘まではおよそ車で20分程度。海岸沿いを北に走り無事に到着。
以前にCOJBのトップチームが合宿を行った場所でもあったので非常に懐かしい。
キャプテンWを連れて白子荘のフロントへ挨拶に行ったところ、いつの間にかWの姿がない。
受付の方が電話をしている間にみんなのとこへ戻ってしまっていた。
キャプテンとしての自覚、第三者に対しての礼節の大切さを認識していないのであろう。
フロントの方に挨拶をし、Wを読んで注意をした。これはキャプテンに限らず他のメンバーにとっても必要な事。
今後、スクールやクリニックの中でも伝えて行きたいと思う。

●昼食
全員でフロントの方に挨拶をし、食堂へ向かった。
席につくと、料理が次々にみなの前へ運ばれて来る。
子供達の顔が急に笑顔に変わって来る瞬間だ。
キャプテンWにいただきますの号令を指示したところ、またやってしまった。
朝食の時と全く同じで、周りも見ず、みんながしっかりと食べる準備が出来ているのか確認もしないまま「いただきます!」と言ってしまった。
Wらしいが、彼のサッカーにもよく出ている。
周りが見えず、自分の技術に頼ってしまう。しまいには囲まれて取られてしまう。
「サッカー」と「いただきます」は一見関係なさそうだが、実際には関係があるからおもしろい。
Wにもう一度号令をかけさせて昼食をとった。

子供達の食事を観察しているだけでいろいろな事が見えて来るからおもしろい。
大柄のTはペロッと平らげて、他の子の分も狙っていた。(笑)
意外だったのがTで、思ったよりも少食だった。
Rは非常にマイペースで他の子が食べ終わっても1人でのんびり食べていた。
そんな中、キャプテンWが急に席をたち、何も言わずに食堂から出て行ってしまった。
トイレに立ったのだろうが、まったくコーチに対しての一言がない。ほんとに面白い子だ。
全員食事も済ませ、今度は副キャプテンのNにごちそうさまの号令をお願いした。
合宿で副キャプテンとしての初仕事である。
Wの失態を見ているせいか、ちゃんと周りを確認してひと呼吸おいてから号令をかけていた。

●コーチへのアピールタイム〜パート2〜
食事を済ませ、ロビーにて2回目のアピールタイムを実施した。
1回目の終わりに子供達から「やりたい」との意見が出たので行う事になった。
ちなみに「やらせて下さい!」と最初に言ったのはTである。
それにみなが従うかのように「やらせて下さい」と続いた。
2回目のアピールタイムでは次々に手が挙がるだろうと思っていたが、一通り発表してしまうとまた沈黙が続いた。
今野コーチから「10数えるうちになければ海岸道場行くぞ!」と声がかかり、子供達ももじもじし始めたが、タイムアップ。
結果はなんとMがコーチから4つのスタンプをGETし、チャンピオンとなった。

●海岸道場
アピールタイムのタイムアップと同時に練習着にさっと着替え、海岸に集合した。
以前にCOJBトップチームで行った地獄のような合宿を思い出す海岸だ。
今度はその地獄のような体験に子供達が挑戦する。
地獄とは言い過ぎかもしれないが、それほどの覚悟と強い気持ちを養うには非常によい環境。
そこから「海岸道場」という命名がされた。
この日も天候は悪くなかったが、台風の影響で非常に風が強く、波も1m以上あった。
その波が来る水際にてブラジル体操を行った。
当然、海岸道場というぐらいなので普通のアップとはわけが違う。
各コーチが30mぐらい子供達の輪から離れ、そこまで声が聞こえればOK。
聞こえるまで繰り返しやり続ける。ましてや下は砂浜なのでただのブラジル体操であっても非常につらい。
中々OKが出ず、結局は30分近くブラジル体操を大声で行った。
しごきではなく、子供達の「突風に負けない!」「砂浜に負けない!」「気持ちを声で出す!」という逆境に立ち向かう為の手段である。
ブラジル体操の次は砂浜でコーディネーションを行った。
初めのうちは動きもよく、しっかりとフォームを意識している子は意識していたが、だんだん動きにきれがなくなってきた。そこでまた気合いを入れる為に「〜行きまーす!」と大きな声で自分の名前を言ってからスタートするようにしたら、動きがよくなってきた。
「声を出す=動きが軽くなる」のである。だらだらやる程疲れるものはない。
ビシッと気を引き締め行う事で無駄な力も必要なくなり、切れもよくなる。
子供達には体でそれを体感させたかったのだ。
しかし、Nはいつまでもコーチに届くようなお腹から出す大きな声が出ずに、しまいには泣き出してしまった。
それでいい。泣く事で自分の弱さを知るもの。泣く程悔しい思いをすることって最近少ないのではないか?
泣く事で自分の弱さを知り、さらに強くなって行く。
みんなにはサッカーを通じてもっともっとたくましくなって欲しい。
泣きながらもNは大きな声を出し、何かを吹っ切ったようだ。
続いての海岸道場は「大海原に向かって自分の夢、目標を叫ぶ」というもの。
青春ドラマの1ページだ。子供達の積極性で行う為に手を挙げさせたが、まったく上がらない。
10分が経過したとこでやっと1人目の手が挙がった。やはりTだ。
海に向かって自分の目標をありったけの大声で叫んだ。
しかし、突風によってかき消される。まだまだ気持ちが足らない証拠。
全身からみなぎる程のパワーが感じられない。何度か叫び続け、やっと今野コーチからOKサインが出た。
Tの顔をまさしく力にみなぎっている顔付きで、非常に逞しかった。
彼にとってもこの環境、状況で口にした目標は強い意志になることだろう。
そのあとはポツポツと手が挙がり始め、W、A、Y、N、R、Mの順番で1人1人海に向かって自分の思い、目標を叫んだ。
中でもやはりTの目標は具体的であり、しっかりと自の目標、人生プランを考えていると感じた。
他の子供達は「目標」でなく、まだまだ「夢」である。
自分の人生プランをこの年代、もしくはもっと前から持てるようにさせていきたいと思う。
これがまさしく人間として成長出来る一番の方法であるからだ。


●芝生での練習&ミニゲーム
海岸道場をあとにし、次は白子荘の芝生のグランドに移動した。
まずはアップも兼ねて全体を使っての8対2での2タッチパス回し。
しかも足下にボールを止めたら鬼と交代。広いグランドでのボール回しだが、芝生が長く、しっかりと足に当てなければ止まってしまう為、子供達は次々に交代していた。
次にゲームを行った。これまでに引き続き、コーチ+M対子供チームである。
これまでケチョンケチョンにされてきたが、最後に意地を見せて欲しかった。
試合開始早々、子供チームは2点先制し、子供達も自然と盛り上がる。お互い声をかけあい、意思疎通をはかっていた。
しかし、コーチチームが立て続けに4点、5点と点差を離しにかかると、また黙ってしまった。
子供達の悪い癖であり、気持ちで負けている証拠。負けている時にこそ誰かが締めなければならない。
仲間を奮い立たせるような、目を覚まさせるような声掛けが欲しいのだが、黙ってしまう。
結局は10対2で1本目は終了。
子供達から「もう1回やらせてください!」の声があったので、気持ちを引き締めることを約束にもう1試合行った。
開始早々はまた2点を先制したが、結局は逆転負け。
昨日、今日と2日間同じ形での試合を行ったが、結果は全て同じだった。先制するも逆転され負けてしまう。
先制する力があるのだから、例え逆転されてもまた追い付く事も可能なはずなのだが、結局は引き離されてしまう。
もちろん、子供が大人相手に勝つのは容易でないのは百も承知である。
子供達の精神的強さをもっともっと高めたいのだ。
最後の試合も結果こそこれまでと同じだったが、1つだけ変わった事があった。
誰も最後まで諦めなくなったということ。
最後の最後までスライディングや激しい当りでコーチのボールを取ろうとする姿勢は伺えた。
これがでただけでも収穫だろう。

●今回の合宿を振り返って
一日中子供達と一緒に生活すると親近感が湧く。コーチも勉強できる。
色々な子供の面を色々な活動によって知ることができ、それが必ずサッカーに活き、子供達がこれから少しずつ大人になっていく過程で役に立っていくと思う。
子供達は海岸の大きな波に向かって将来の目標を誓った。意外にも全員サッカー選手になることであった。
ならば話は早い。例えその子が現時点でサッカーが苦手であっても、とてもそのようレベル、考え方ではなくても、目指すべきと思う。
10年以上にそう若者に言い続けてきた。それは「プロになることなんて無理、では成れなかったらどうするの?」ではない。
COJBが心がけているのは決して一般的にいわれている「プロを目指す=リスクがある=食いつぶしが利かない」ということではなく、あくまでも本質を捉えた中でプロを目指すことで人間力が身につき、例え目標が達成できなくとも、1人の人間として成長できるという実体験のもとの根拠がある中で話ができる。
我慢、感謝の心、けじめ、尊重心、自立心、強い精神力、何でも一生懸命やる姿勢、協調性など人間に必要な要素がプロを目指すことで養われることであるから、何もプロになることに拒絶反応を起こす必要はないと思う。
一つの目標を掲げて生きて行く時は、それに対して人生を捧げるということになる。
するとそのことを達成するために高いハードルを越えるための努力をしていく。
また指導者はそれを促していかなくてはならない。年頃でやりたい欲求を抑えて目標に捧げなくてはならない。
犠牲が多くなればなるほど達成欲が湧く。
だから決してプロを目標にするということは日本人が考える「プレーレベルの高低」ではないということで、そのままその生き様が1人の社会人としても役に立つということである。
そのようなことを子供達とより多く接することができて、お互い勉強できるという機会は本当に貴重であると今回の合宿、ブラジル遠征で感じた。
別にプロを頭から目指さなくてもいいのだ。ただ好きなサッカーで子供達が人間として成長できるのであれば、その環境をより多く作らなくてはいけないと思う。
今回合宿を実行することができスクールの子供達、保護者の方々に本当に感謝の気持ちで一杯です。

●横浜に向けて出発
帰りの車は行きと同様のメンバーとなった。
COJB車に乗った4人は行きとはうってかわってうるさいぐらいのコミュニケーションを取っていた。
まるで合宿という張りつめた空気から解放されたかのようだ。
結局、2時間程の車中では一睡もせずに、様々な会話をしたり、ゲームをしたりしながら横浜へ無事到着した。
和崎コーチ車に乗った3人は、車に乗ってからすぐに会話がなくなり、爆睡状態だったようだ。(笑)

●新羽駅到着、解散
予定通り、新羽駅には8時30分頃到着した。
家族の方々が子供達のお迎えに来て下さり、中には親と会えて泣きべそをかきそうな子もいた。
ブラジル遠征に引き続きRである。よほど甘えん坊なのだろう。(笑)
たった1泊2日という短い合宿であったが、子供達にとっても大きな「何か」を感じたのではないだろうか。
今回の合宿はこれで終わりだが、合宿で経験した事、学んだ事を継続して行くにはこれがスタート。
合宿内でみんなが積極的に行った事を、これからもどんどん継続して欲しいと思う。
また、今回の合宿に参加させてくれたお父さん、お母さんにも感謝の気持ちを忘れてはいけない。
今回の合宿は未体験の事が多かったと思うが、この合宿で学んだ事をこれからの人生に役立てて行こう!
合宿に参加したみんな、お疲れ様でした。
また、御参加させて頂きました保護者の方々、誠にありがとうございました。
この合宿で子供達の普段の私生活等も覗く事が出来、今後の指導に活かしたいと思いますので、今度とも宜しくお願い致します。

■合宿に参加しての感想


私は少年サッカーチームでコーチをしていますが、今回、コーチ研修でCOJBの小学校高学年対象の千葉合宿に参加させていただきました。
この合宿を通じて、選手を成長させる上でCOJBが何を大切にしているか感じ取ることができ勉強になりました。
今野代表はなれるなれないは別としてプロを目指して欲しいとよく言われます。
これに対して、なれるはずない、どうせ無理等という言葉が出てきそうです。
確かに結果的にはそうなることが多いのかもしれません。
しかし、COJBがそう言うのは、プロを目指す=人間として優れた力をつけることにつながる、というのが根本にあるからのようです。
現実に、技術だけ上手くなれば立派なプロになれるかというと、そうでもないようです。
逆に優れた力のある人間がサッカーをすれば、サッカーも上手くなるようです。
これは何の世界でも同じだと思います。
合宿でも主にこの人間力の育成に重点が置かれているようでした。

その中で、私が一番大きいと思ったのは、合宿に参加することによって、厳しいブラジルで長い間プロ選手として活躍してこられた今野代表やプロを目指しギリギリの闘いをしてきたコーチ陣の日常の生活態度や考え方を目の当たりにすることができることです。
二日間の合宿だけでは変わることは難しいとは思いますが、合宿に参加した子の中に確実に何らかの種が蒔かれているような気がしました。

また、COJBの合宿は子どもにとっては困難の連続でした(もちろん楽しい時間もありましたが)。
人間は困難な体験や失敗から多くのことを学ぶということは、頭の中でわかっていても、先に手を出したり、人より有利で楽なレールにのせてあげたいとなど親は思ってしまいがちです。
COJBの合宿では、これを見事に裏切ってくれていました(笑)。
誰も助けてはくれません。自分又は自分たちで乗り越えるしかない状況が何度もありました。
最初は下を向いたり、半べそ状態の子ども達でしたが、コーチとのゲーム・海岸での練習・海に向かっての宣誓・コーチへのアピール等々をやっていくうちに、子ども達にほんの少しですが困難に立ち向かう勇気ようなものが出てきたように思えました。
また、困難だからできないのでなく、やろうとしないから困難なこともあるということを頭ではなく、体で感じた子もいたと思います。
プロを目指すことは困難の連続で、その困難がその人を成長させるというCOJBの経験に基づく理念のミニ体験ができたのではないでしょうか。

すぐに成果が出る訳ではありませんが、育成という視点で見ると各個人に何かが残る充実した合宿だったと思います。参加させていただきありがとうございました。

最後に、参加した子ども達みんなが合宿での生活態度や考え方、気持ちを習慣にしていき人間として優れた力を身に付け、好きなサッカーやその他のことで成功すること期待しています。




ジュニアサッカーコーチ
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